生命保険の基礎知識

生命保険のなりたち・基本精神

保険は人生をより安心に過ごすための仕組み。それは長い歴史の中から生まれたものです。
まずは、保険の仕組みと歴史、そして生命保険の基本精神についてご紹介します。

ある村に新婚の夫婦がいました。
貧しいながらも幸せに暮らしていた二人に、突然ある悲劇がおこりました。
夫が急な病に倒れ、二度と帰らぬ人となってしまったのです。
妻は愛する人と幸せな生活を失い、悲しみにくれましたが、彼女には夫の葬儀を挙げる費用もありませんでした。
村人も一同に悲しみましたが、その費用を出せるものはいませんでした。

すると村人の一人が、村人達にこう提案しました。
「今回のように若い者が亡くなることもある。皆で毎月少しずつお金を出しあって、不幸のあった村人を助けるために積み立てないか。」

万が一に備えて、お金を出し合い、お互いを助け合う。
この提案に村人達は納得し、貧しいながらも積み立てをする村人が多く集まりました。
こうした助け合いの精神が生命保険の原点です。

一人は万人のために、万人は一人のために

この言葉に裏付けられた相互扶助の精神。まさにこれこそが、生命保険の基本精神なのです。
しかしながら、この基本精神を共有する人であっても、一人ひとり違うリスクを抱えながら全員が同じ金額を払っていたのでは不公平が生じ、制度が成り立ちません。
そこで、18世紀の中世ヨーロッパで実際の死亡率に基づいた「生命表」が作られ、合理的に保険料計算をした「生命保険」が誕生しました。この制度によりそれぞれから徴収した保険料の総額(及び運用益)と、支払うべき保険金の支払総額(及び経費)のバランスが保たれ(収支相当の原則)、安定した生命保険制度を維持することが可能となったのです。