
法人営業企画部では、企業マーケットの調査・現状分析などを通じ、より時代のニーズに則した企業保険の企画・開発や、ホールセール部門全体の販売戦略の策定などを行っている。2014年、この部署に杉山が所属する「ダイバーシティ推進チーム」が新設された。多くの企業が課題に挙げる"働き方の多様性とは何か"をテーマに、それにふさわしい企業向けサービスが提供できるよう、社内外に向けて様々な角度から活動を行っている。立ち上げ初年度は、「女性活躍推進」に着手。「女性ならではの視点」をいかした商品開発や人事制度の提案など、女性の働き方の可能性を模索している。

自分が"働く女性"である意味
ダイバーシティ推進チーム立ち上げ同時で異動してきた杉山は、当初漠然とした不安を感じていた。「正直、このチームに何を求められているのかわかりませんでした」。そんな中、まずは「働く女性に喜ばれる保険サービスは何か」を考えるため、社内の女性職員にヒアリングを行ったところ、出てきた意見は「婦人科系の病気は、女性の医師に診てほしい」「生理不順や不妊治療へのサポートがあるとうれしい」などで、男性では思いつかないが、女性であれば当たり前のものがほとんどだったのだ。「ヒアリングを通じて、女性である私たちの感覚がいかに重要であるかに気づかされました。そうして徐々にチームに求められていることもわかっていった気がします。」
また、女性だけではなくホールセール部門の全職員が働きやすい職場を目指すということも、このチームの重要なミッションである。職場環境の整備では、他社の人事担当者と意見交換も積極的に行う。
「例えば、在宅勤務制度を取入れた大手飲料メーカーに訪問し、導入時にはどんな課題があり、どのように解決したかを細かくヒアリングし、同様の試行ができないかを検討します。実際に制度化するには、まだまだ様々なステップが必要ですが、まずは第一歩を踏み出すことが大切なんです。」このメーカーとの意見交換会が異業種交流会に発展し、のちに"ダイバーシティ推進に取組む企業たち"として大手新聞社にも取りあげられた。
参加者の9割が"大変満足"
"2020年までに女性管理職の割合を30%程度に増やす"という政府目標も後押しとなり、いま多くの企業が女性活躍推進に注目している。杉山たちは様々な取組みを通じ「女性が活躍できる職場とは、結局は男女関係なく、みんなにとって働きやすい職場のことなんだ」と気づき、大きなセミナーを企画した。"働き方の多様性"に取組む先進企業を講演者として招き、事例を交えながら"ダイバーシティ"とは何かをわかりやすく考えていくという内容である。東京・大阪で約500名が参加するイベントとなった。「企画段階から当日の運営まで、今まで経験したことがなかったこともありかなり試行錯誤しましたが、お客様には大変ご好評をいただき、本当にやってよかったです」。セミナー参加者の9割以上が、当日のアンケートに"大変満足"の評価を付けたという。でも、杉山は満足していない。「この仕事に"答え"もないし"終わり"もない。だからこそ、自分自身が強い信念を持ってチャレンジし続けなければならないと思っています。このチームの活動をきっかけに、全職員が一歩進んだ働き方を実現できるよう、今後も頑張っていきます。」
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入社1年目でフロント業務に携わっていた時、訪問していた企業のお客様に、「仕事は一つ上の役職の業務を行い、視点は二つ上の役職で考えなさい」と教えていただきました。 |
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※所属・役職や業績・カリキュラム等は全て取材当時のものです。






