仕事の基礎理解
日本生命はオフィスビルを中心とする投資用物件を全国に所有し、テナントに賃貸することで運用収益を挙げており、その資産規模は1.8兆円におよびます。私がいる不動産部では、運用収益を獲得・還元するため、テナントや社外関係者と交渉を行っています。物件取得・売買および投資用物件の管理運営を行うフロント領域と、事故やトラブル等のリスク管理、技術関係のサポート、投資計画の立案を行うミドルバック領域があります。ともに協力しながら適正投資を実施しています。
この仕事のリアル

離島にあるリゾートホテルを担当
もともと不動産業界に興味があったのですが、日本生命が数多くの不動産をもっていることを知ったことがきっかけとなり、入社しました。入社当初は担当職域における保険営業を経験しました。お客様対応業務では、もちろん大変なこともありましたが、社会人としての基礎を学べたこと、直接お客様の声を聞ける仕事を最初にできたことは、良い経験となりました。その後、念願だった不動産部へ異動しました。
不動産部へ異動した後、2年間ほど、離島のリゾートホテルを担当していたことがあります。日本生命の不動産ポートフォリオはオフィスビルが大半を占めるため、意思決定の基準が全く異なってくることや、離島という特殊環境のため、設備の老朽化が激しく工事費等が割高(数千万円規模)になること、ホテルという個人のお客様がいる性質上苦情に直結するようなトラブルを迅速に判断・処理する必要があり、非常に苦労していました。ゼネコンやコンサル会社の協力を得ながら、敷地内の設備の劣化度調査を行い、中長期の修繕計画策定を計画しました。苦労も多かった分、とても印象に残っている仕事のひとつです。

所有物件の価値向上を目指して
現在は都内を中心に約20棟の物件を担当しています。担当物件の収益力向上を目的として、投資利回りを最大化するような検討を行うアセットマネジメントと、管理会社とやり取りを行い物件の修繕および維持管理を行うプロパティマネジメントが私の仕事です。担当物件は大規模な物件が多く、部内ポートフォリオ収益の約1/4を占めるため、プレッシャーを感じることもありますが、全国の支社や他部署と連携を取り、「オールニッセイ」の力強さを感じながら仕事をしています。担当しているエリア内で競争力を維持することは簡単ではありませんが、戦略構想や共同事業者との調整を行いながら、これからも物件価値の向上を目指して日々奔走していきたいと思います。
仕事で意識していること
目の前にあるタスクを適切にこなしながらも、常に長期的な視点を意識して仕事をするようにしています。また、社外とのやりとりが多く、仕事が自分のペースでは進まないことも少なくありません。子どもが小さく、長く残業できないため、週に数日は在宅勤務を行い、まとめて作業する時間を確保するなど、工夫しながら働いています。同じ方向を向いてプロジェクトを進めて行けるよう、オンライン/オフライン問わず、上司や関係者とコミュニケーションをこまめに取ることも心掛けています。

キャリアの流れ
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2014年
東京職域法人開発室
(現:エリア総合職養成センター)(東京都)担当企業における個人保険営業(既契約のお客様へのアフターサービス、新規顧客開拓)※
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2016年
不動産部
(重要企業チーム)(東京都)新築ビル3棟のリーシング、担当企業へのリーシングおよび社内関係部署との調整
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2019年
不動産部
(ビルマネージャーサポートチーム)(東京都)1年目:九州・中国地方の物件の管理運営を担当
2年目~現在:都内物件を中心に約20棟の管理運営を担当
※現在の研修・初期育成については、職種紹介をご参照ください。
OFFの過ごし方

帰宅後は夕飯の支度をして、食後は子どもと一緒に遊びます。子どもを寝かしつけてからは、読書やドラマを観てゆっくり過ごします。英語の勉強に力を入れていて、週2回オンラインで英会話レッスンを受けたり、洋書にもチャレンジしています。休日は家族で公園に遊びに行ったり、ランチに出かけることも多いです。
1日の流れ
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8:30
始業
子どもを保育園に送ったのち出社、1日のスケジュールとメールチェック
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10:00
チームミーティング
週のスケジュールや案件進捗の確認
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12:00
昼休み
お弁当をテイクアウトして社内でランチ
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14:00
ミーティング
担当ビルのパートナーと社外会議
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16:00
デスクワーク
担当ビルのリニューアル計画の確認、採算検証
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18:00
終業
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19:00
帰宅
子どもを迎えに行った後、夕食準備や子どものお世話など
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22:00
自己研鑽
オンライン英会話レッスン
所属・役職や業績・カリキュラム等は全て取材当時のものです。