仕事の基礎理解
IT統括部(大阪)は、約7万人におよぶ日本生命の全職員やグループ各社が利用しているウェブサイトや情報端末などのリニューアル、更なる利便性向上に向けたシステム開発を通じて日本生命のITインフラを支えています。その中でも私はIT運用チームに所属しており、お客様や全職員が安定的にシステムを利用できるように、導入している機器等の管理、セキュリティ対策、それら稼働状況の監視などを行っています。
この仕事のリアル

1万台の新端末導入とマニュアル作成
入社してから2年間、営業の経験※をした後、IT統括部(大阪)に配属となりました。初めて担当したのは、約5万人の全国の営業職員が利用しているモバイル決済端末のリニューアル案件でした。モバイル決済端末とは、キャッシュレス化が進む中、お客様からの保険料領収をクレジットカード等で行うために利用される端末なのですが、私のミッションは1万台の新端末の配備と、ユーザーへの利用方法の教育によって、現場が混乱することなく新端末を利用できるようにすることでした。
それまではITに関する知識はほとんどなく、自分が使っているPCのOSすら説明できない初心者でしたので、当時は会議に出てくる用語が分からず、調べながら会議に参加したり、社内外問わず多くの方々からのアドバイスを貰いながら仕事を進めていました。その中でも特に大変だったのは、ユーザーへの周知方法、マニュアルの作成でした。「何をどのように伝えればわかりやすいのか?」とても悩みました。

上司から「新しい端末を初めて使う人の立場になって考えてみて」とアドバイスをうけて、お客様の前で提案活動をしていた時の自分だったら何に疑問を持つのか、何を知りたいのか、あらためてマニュアルを見直しました。この端末を知らない人が読んでも分かるマニュアルにするために、周囲の人にも協力してもらいながら、シンプルで分かりやすい資料を作ることができました。新端末が無事に全国で利用された時は、とても嬉しかったです。
このようにIT統括部(大阪)はシステムの面から日本生命のインフラを支える部署であり、一つの活動が多くの職員やお客様につながるような大きな影響力を持ちます。とても大きな責任感を感じますが、一方で入社当時の営業活動で私が感じた課題を解決する方法を自分で見つけ出し、自分で実現することができる面白さもあります。これからも、『常にユーザーの立場で物事を進めていく』という基本を忘れず、仕事に取組んでいきたいと思います。
日本生命の入社理由
広く社会を下支えする仕事に就きたいと思い、インフラや金融業界をメインに就職活動を行っていました。日本生命は、人々の生活を支え、投資を通じて経済を支える役割を担っている事を知り、興味を持ちました。加えて、活躍できる部門が多くあり、キャリアに合わせて営業から企画など様々なフィールドに挑戦できること、ライフイベントにより環境が変わった際も長く働き続けられる制度にも魅力を感じて、総合基幹職 オープンコースを選びました。

キャリアの流れ
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2017年
本店職域法人開発室
(現:エリア総合職養成センター)(大阪府)担当企業における個人保険営業(既契約のお客様へのアフターサービス、新規顧客開拓)※
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2018年
エリア総合職養成センター(大阪府)
同上※
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2019年
IT統括部(大阪)(大阪府)
お客様や当社職員が利用するITインフラの新規構築(スマートフォン導入プロジェクトなど)やシステムの安定稼働に向けたシステム管理・障害対応を担当
※現在の研修・初期育成については、職種紹介をご参照ください。
OFFの過ごし方

学生時代から旅行が好きで、社会人になった今も休みの日には、よく友人と旅行に行っています。写真は夏季休暇時にベトナム旅行に行った際のものです。日本生命は休暇制度も充実しているので、休暇制度を活用し国内外問わず、様々な場所へ行き、美味しいものを食べて遊んで、OFFも全力で楽しんでいます。
1日の流れ
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8:45
始業
メールチェックなど
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10:00
チームミーティング
タスクの進捗確認や相談・意見交換
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11:00
ミーティング
パートナー会社とスマートフォン利活用やリニューアルプロジェクトに関するミーティング
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12:00
ランチ
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13:00
電話・メール相談
担当プロジェクトに関して社内外(関係企業・他部署)メンバーと
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14:00
ミーティング
パートナー会社とユーザーからのITに関する問合せ対応システムの構築に向けたミーティング
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15:00
ミーティング
チーム内でのIT関連コスト効率化に関するディスカッション
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16:00
ミーティング
パートナー会社と災害など緊急事態発生時におけるシステム事業継続計画(BCP)に関するディスカッション
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17:00
資料作成
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18:00
終業
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19:00
友人とディナー
所属・役職や業績・カリキュラム等は全て取材当時のものです。