仕事の基礎理解
ニッセイアセットマネジメントは、日本生命のノウハウ(長期的・安定的な資産運用)を活かしたサービスを年金基金や投資信託のお客様に提供している会社です。現在私は、この会社の金融投資部に出向しています。金融投資部は株式や債券などの伝統的資産から、成長性の高いオルタナティブ資産まで、幅広い資産を扱っている部署です。その中で私は海外市場の高い成長性を享受できる外国株式を担当しています。外国株式ファンドやETF(上場投資信託)の売買執行・モニタリング業務、最近ではESG要素を盛り込んだ新戦略ファンドへの投資にも携わりました。
この仕事のリアル

外国株式の仕事の面白さ
株式市場は秒単位で変動するため、日々の市場ウォッチやスピード感をもった行動が欠かせません。また現在は外国資産を扱っており、グローバルな視点が求められます。そのような中、米国・欧州・アジア各国の株価動向を日次でチェックし、経済状況や主要企業の動向を元に、株価上昇・下落要因の分析、及び今後の見通しを検討しています。特に海外情勢については、レポートや新聞記事だけでは実態が掴めないケースもあるため、当社グループを含む海外運用委託先のファンドマネージャーとの議論を通じて、現地のリアルな情報を入手しています。幅広い知識と多角的な視野を身に着けることができる点、また英語を使って現地の方とコミュニケーションをとりながら仕事ができる点が、外国株式投資ならではの魅力であると感じています。

前例がないプロジェクトを担当
日本生命グループは、ESG投融資を推進する中で、ESG要素を盛込んだ新戦略ファンド―たとえば社会や環境にポジティブなインパクトを実現する「インパクトファンド」や、ネットゼロ社会の実現を目指し温室効果ガスの排出量を削減する企業へ投資する「トランジションファンド」など―への投資を実行することになり、私がその主担当を担うことになりました。上場株に関しては、日本生命グループでも前例のない投資だったので、実現に向けてタスクは膨大にありました。例えば、大きなリスクはないか?ESG要素とリターンの両立は可能か?など、投資意義や商品性について綿密に設計を行う必要がありました。そこで、運用者と何度も議論を重ね、試行錯誤を行い上席へ報告した結果、投資の承認を得られた際は、非常に大きな達成感を感じました。巨大な資産を扱って「社会の未来に貢献する」という資産運用のやりがいを体感することができました。
日本生命への入社理由
「自身のスキルや知識を武器にして仕事をしたい」という思いから、無形商材を扱う金融業界に興味を持って就職活動をしました。その中でも日本生命はリーテイルや資産運用など部門間の異動が頻繁にあり、そうしたジョブローテーションの中で多様な経験と専門知識を得られる点に魅力を感じました。また、若手のうちから活躍できる社風も決め手のひとつになりました。エリア転勤型を選択したのは、全国・グローバル型と変わらない裁量がありながら遠方への転勤がなく、結婚・出産・子育てなどのライフイベントと仕事を両立しやすく、長く働くことができそうだと考えたからです。

キャリアの流れ
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2017年
東京職域法人開発室(東京都)
個人保険の営業(職域営業、弁護士営業)※
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2019年
人材開発部(東京都)
採用班にて、新卒採用・内定者フォロー・インターンシップの企画・運営を担当
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2021年
金融投資部(東京都)
外国株式ファンド・ETF投資に関する売買執行、ファンドモニタリング、ESG推進業務を担当
※現在の研修・初期育成については、職種紹介をご参照ください。
OFFの過ごし方

帰宅後の夕飯作りがリフレッシュタイムとなっています。ご飯とおつまみを作り、家でゆっくり晩酌するのが至福のひと時です。また学生のころから旅行が大好きなので、多い時は3カ月に1度のペースで海外へ行っていたほどです。外出を控えたコロナ禍では、愛犬とカフェやドッグランへ行って楽しんでいました。
1日の流れ
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9:00
始業
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10:00
市場動向の確認
アメリカ、欧州、中国などの市場を確認
前日の株価の動きを見て、上昇下落の要因を検討 -
11:00
班内定例ミーティング
市場動向やタスクの共有
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12:00
昼休み
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14:00
運用者と四半期報告会
既存ファンドのパフォーマンス確認
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16:00
売買案件の確認、申込準備
取引の予定があれば、発注案や申込書等を作成
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18:00
終業
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18:30
英会話レッスン
基本的に毎日オンラインで参加
所属・役職や業績・カリキュラム等は全て取材当時のものです。