仕事の基礎理解
私が出向しているNippon Life Asia Pacificでは、日本生命がグローバル展開するアジア・パシフィック地域における統括拠点として、現地出資先企業の経営管理を中心に、収益拡大に貢献すべく、意見具申やアドバイス提供を主に行っています。その中で私は、リライアンス・ニッポンライフ(インド) およびバンコクライフ(タイ)を担当し、株主としての立場に加え、生命保険のスペシャリストとして、日々の業績モニタリングや分析、現地出資先企業の取締役会へ参加する本社取締役方へのサポート、人材交流の推進などを行っています。また、このエリアの金融・生命保険マーケットの最新情報を社内に発信することも、重要な仕事です。
この仕事のリアル

インドでのイベント開催
担当している出資先企業の成長促進、それが私の主要業務です。経営状況を日々チェックすることはもちろん、定期的に有識者の助言を得るなどして、担当企業の経営管理や課題解決に活かしています。また、それに付随した業務もあります。最近では、インドでイベントを開催しました。日本生命がリライアンス・ニッポンライフに出資してから10周年になるため、その記念式典を現地インドのムンバイで行うことになり、シンガポールから出張しイベント運営の準備を行いました。関係者約200名が参加する大きなイベントのため、成功へのプレッシャーを感じたり、一緒に準備をする現地スタッフとの文化の違いに戸惑うこともあり、開催直前まで苦労しましたが、こうした現場経験はこの仕事だからこそできることですので、大変やりがいがありました。

社会貢献という側面
インドやタイの生命保険会社に関わるということは、インドやタイのお客様、従業員、営業職員方などに関わるということです。たとえば、インドには日本生命の営業職員チャネルをモデルにした販売チャネルがあり、2012年に7拠点からスタートして、現在は215拠点、約3,300名の営業職員方が働いています。見方を変えれば、日本生命の海外事業がそれだけの職をインド国内につくることができたと言えますし、営業職員方一人ひとりの働きがいや生きがいにも私の仕事は微力ながら影響している、と感じています。出資先企業の成長というビジネスの側面だけではなく、こうした社会貢献の側面でも、この仕事の醍醐味を感じることができています。このようなやりがいを原動力に、これからもこの仕事を通じて、「アジアと日本」、「いまと未来」をつなぐ架け橋になっていきたいと思います。
仕事で意識していること
私の仕事は、日本と出資先企業がある国(私の場合はインドまたはタイ)、それとここシンガポールの3カ国の間でやりとりしながら取組む必要があります。そのため、常に3カ国の担当者が同じ方向に向かって物事を進められるように、コミュニケーションの頻度や質を意識しています。また、同時並行で複数の案件を担当するため、先の先までスケジュールを把握し、起こり得る事象を想定しながら、一つひとつ着実に業務を進めています。

キャリアの流れ
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2015年
御堂筋支社(大阪府)
既契約様へのご契約内容確認活動ならびに保険のご提案
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2016年
久留米支社(福岡県)
保険業績の管理や支社経営、対内外行事企画・運営
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2018年
海外保険事業部(東京都)
リライアンス・ニッポンライフ(インド)の経営管理および現地協業支援など
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2020年
Nippon Life Asia Pacific (Regional HQ) Pte.Ltd.(シンガポール)
リラインアンス・ニッポンライフ(インド)、バンコクライフ(タイ)の経営管理および現地協業支援など
OFFの過ごし方

ローカルフードが大好きなので、休日はホーカー(シンガポールの屋台街)巡りをして様々なお店の食べ比べをして楽しんでいます。シンガポールは海に囲まれているので、海沿いのホーカーセンターで食事をするのは、風が気持ちよくて日々の疲れが癒されます。常夏の国のため日中はとても暑いので、プールで泳ぐのも気持ちがいいです。
1日の流れ
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9:00
始業
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9:00
班内定例ミーティング
情報の共有や業務進捗を確認
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10:00
デスクワーク
担当現地法人の取締役会資料作成
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11:45
昼休み
班のメンバーとランチへ
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13:00
CEO報告
担当現地法人の取締役会のアジェンダを報告
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14:00
出資先駐在員 とのミーティング
担当現地法人の課題について対応方針を相談
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16:00
部門内勉強会に参加
経営管理に欠かせない会計やIT、リスク管理などテーマ別に学習
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17:00
駐在員定例ミーティング
担当現地法人の現状の動きなどを社内で情報共有
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19:00
終業
所属・役職や業績・カリキュラム等は全て取材当時のものです。