仕事の基礎理解
私が所属しているNippon Life Global Investors Americas, Inc(NLGIA)は、日本生命グループの米国アセットマネジメント会社であり、日本生命グループの資金をアメリカ資産へ投資している資産運用会社です。その中で私は、債券チームの資産管理を担当しており、マーケット状況と投資した債券(社債)の価値変動などを分析しています。ここニューヨークは、世界の金融市場の最新情報を得やすい場所なので、重要な情報があればすぐに日本生命グループへ発信しています。
この仕事のリアル

きっと貴重な勉強になるはず
新型コロナウイルス感染症の拡大は、株価や金利に大きな影響を及ぼし、世界の金融市場はパニックになりました。誰も先行きがわからない状況の中、日々大きく変動する市場と対峙し、分析を続けながら安定的な収益獲得に向けた議論を続けていました。想定した結果とならないことも多く、苦しい思いもしました。ワクチン開発への期待が込められたニュースや、新たなウイルス発見の不安な報道などはもちろん、たとえ小さなイベントでも、こうした状況下においてはマーケットが大きく変動することも学びました。しかし、困難や課題を経験し、それを乗り越えることは確実に自分の成長につながります。このコロナ禍で受けた大きなショックは、今後の私のキャリアにおいてとても貴重な経験になるはずです。

世界が注目する日本生命スタイル
近年アメリカにおける日本生命の注目度は高まっています。もちろん、日本有数の機関投資家だからという理由はありますが、それだけではなく、「日本生命は長期で安全に運用する」というブランド力が、世界にも浸透し始めていると感じています。これまで積上げてきた我々の運用スタイルが世界の金融市場で評価され認知されてきたことは、素直に嬉しいです。資産運用には、短期間で多くの利益を得ようとするスタイルもありますが、日本生命で働いていれば、なぜ長期運用スタイルが必要なのか?はわかるはずです。生命保険に込めたお客様の想いや、そのお客様を支える職員の姿を身近に感じることができれば、我々のとるべきスタイルは自ずと理解できると思っています。
今後のキャリア形成
私はたまたま参加した説明会で、日本生命が何十兆円という資産を持ち、海外の金融市場でも活躍していることを知り、ここならダイナミックかつ社会の役に立つ仕事ができると思い、入社しました。現在は、希望どおりの仕事ができていますが、海外業務を経験したことで新たな目標ができました。それは、私の海外経験と投資の専門性を日本生命グループの成長につなげることです。世界の金融市場で存在感を発揮し続けていくために、日本生命以上の資産をもつ企業にも負けない、他では真似できない競争力のある商品を企画するなどして、資産運用事業の経営に携わりたいと考えています。

キャリアの流れ
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2013年
船橋支社(千葉県)
保険販売の業績管理や販売の推進活動などを担当
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2014年
国際投資部(東京都)
外国債券の投資業務やマクロ経済分析
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2018年
ニューヨーク事務所(アメリカ)
米国保険市場の調査業務や米州子会社の経営管理
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2020年
海外事業企画部
(NLGIA出向)(アメリカ)社債の資産管理や米国の金融市場に関する情報発信
OFFの過ごし方

休日は家族とセントラルパークへ遊びに行くことが多いです。仕事へのやる気と充実感を与えてくれる、貴重な時間だと感じています。セントラルパークは緑豊かで、マンハッタンにいながら四季折々の自然を満喫することができます。ニューヨークで仕事や子育てをしているということを、学生時代の自分は想像もしていなかったと思います。
1日の流れ
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7:30
起床
ニュースや新聞を読む
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9:00
始業
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10:00
デスクワーク
東京からの依頼確認
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11:00
打合せ
現地スタッフと打合せ
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12:00
昼食
デスクで妻の弁当を食べる
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13:00
投資業務
ポートフォリオマネジャーやアナリスト等、NLGIAの現地スタッフと投資銘柄を相談、社債投資の執行、保有資産の管理、パフォーマンスの計測
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16:00
ミーティング
証券会社やアセットマネジメント会社などとの社外ミーティング
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17:00
子どもを保育園へ迎え
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18:00
夕食
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19:00
打合せ
東京との打合せ
所属・役職や業績・カリキュラム等は全て取材当時のものです。