仕事の基礎理解
「“人・サービス・デジタル”でお客様と社会の未来を支え続ける」ことを目指している日本生命にとって、デジタル戦略は経営の核の一つです。私が所属しているデジタル推進室は、その重要な戦略の検討・計画化・推進を担う部署です。私は、約5万人の営業職員が日々利用する営業用端末やその関連システムのリニューアルを担当しています。本番予定は数年先なうえ、その後の利用期間を考えれば、10年先の社会でも使われるシステムのため、技術の進化だけではなく、お客様の生活スタイルの変化を踏まえ、未来の社会に日本生命が果たすべき使命、そしてそれを支えるシステムとは何かを考えながら、仕事をしています。
この仕事のリアル

入社から今日にいたるまで
私は商学部出身で、入社した当時はシステムのバックグラウンドはまったくありませんでした。しかし前に所属していた企業保険総務グループで数々のシステム開発を経験し、リーダーを任されるまで成長することができました。そうして「いずれは経営戦略を支えるプロジェクトに参画したい」と思うようになり、入社6年目に念願だったデジタル推進室への配属が決まりました。
現在担当しているプロジェクトは日本生命の主要事業を支える大きなシステムなので、検討範囲が非常に広くなっています。IT部門・ビジネス部門の垣根を越え、数々のプロジェクトを乗り越えてきた多くの上司や同僚、社外のパートナー方と、様々な知見を交えてデジタル戦略を具体化していく毎日です。1日たりとも繰返しの作業はなく、そのプロセスにとても刺激を受けています。

日本生命×ITの魅力
– 活躍フィールドの広さ -
日本生命×ITだからこその魅力はたくさんあります。まず、日本生命が事業会社であることです。たとえば、新しいデジタル戦略を策定する際、日本生命はITベンダーとは異なり自社製品をもっていないことから、国内最大の生命保険事業を軸に、特定のソリューションに束縛されずあるべき姿を考えることができます。次に、ITの活躍フィールドの広さです。アプリ・インフラ等のシステム領域やプロジェクト企画・開発・保守運用等の開発フェーズといった一般的なITの広さだけでなく、個人保険・企業保険・資産運用等の日本生命だからこその扱う事業の広さがあります。前提となる業務知識や扱うシステムが大きく異なりますし社内外の関係者も大きく変わることから、日本生命には様々な役割をもったITにかかわる組織があります。私の場合、以前の部署では企業保険の事務システムの保守・開発を担当していましたが、現在のデジタル推進室では個人保険の営業システムのリニューアルプロジェクトの企画をしています。自身の関心や強みに応じて特定領域において専門性を極めることもできますし、様々な領域での経験を通じて幅広い知見を身につけ、関係者を巻込んでプロジェクトを推し進めるリーダーを目指すこともできます。
日本生命×ITの魅力
– 企業風土・人材育成制度 -
また、企業風土や、人材育成制度も魅力だと思います。以前、プロジェクトの立上げ初期、既存システムに導入されている100以上ものプロダクトの導入背景を棚卸していくという難易度の高い検討をしたことがありました。仕様書では読解けないものも多く、多くの有識者の協力が必要でした。複数の大規模プロジェクトが並走し誰もが担当業務で多忙な中でしたが、誰一人嫌な顔もせず協力してくれたことに、いい意味で衝撃を受けたことを覚えています。実力があっても謙虚で互いに助け合う日本生命の風土の下だからこそ、私ももっと成長してメンバーの役に立ちたいと心から思えるし、自己研鑽にも意欲的に取組むことができています。日本生命は自己研鑽を支援する制度も充実しており、私も当制度を活用してIPAの高度情報資格を複数取得することができています。
今後のキャリア形成
今後はIT部門で大規模プロジェクトの中核人材として活躍できる人材に成長し活躍したいと考えています。よいプロジェクトには、開発以降の下流工程でかかわる人たちの作業や表情を想像して、上流工程でたくさん汗を流せる人材が必要だという想いがあります。ついては、担当しているプロジェクトを現在の企画フェーズから開発・本番・保守と最後までやりきり、目指す人物像に向かっていきたいと考えています。

キャリアの流れ
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2016年
浜松支社(静岡県)
ライフプラザ・営業部にて個人保険営業を担当し、その後支社にて業績管理やイベント企画を担当。
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2017年
企業保険総務グループ(大阪府)
企業保険加入者向けWebシステムの開発、企業保険支払事務システムのリニューアル開発等
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2021年
デジタル推進室(東京都)
営業職員・内務職員端末のリニューアル開発の企画、IT人材新卒採用、先端技術の導入検討・全社展開運営等
OFFの過ごし方

趣味はイラスト創作で、学生時代にサークルで同人誌を作って販売したり、社会人になってもコンテストに応募したりしていました。娘が生まれてからしばらくお休みしていたのですが、娘が3歳になってから一緒に絵を描くようになり、思わぬ形で創作を再開しました。
1日の流れ
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9:00
始業 本日の予定確認
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10:00
ビジネス部門と打合せ
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11:00
ベンダーとの打合せ
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12:00
昼休み 同僚や委託先メンバーと丸の内ランチへ
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13:00
週次チームミーティング
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14:00
資料作成
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16:00
技術検証
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18:00
終業
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19:00
帰宅
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22:00
趣味の時間(イラスト作成・ピアノ等)
所属・役職や業績・カリキュラム等は全て取材当時のものです。