仕事の基礎理解
IT統括部では、全社で利用している既存システムのリニューアルに関する対応のほか、新規ビジネス要件の実現に向けたシステムデザインの企画・開発、更には中長期的な構造改革を見据えた本社システムの将来像の検討が行われています。
日本生命のシステムは、約7万名の職員が利用する非常に大規模なものです。ほんの小さなミスも許されない、ビジネスの根幹を成すインフラであり、システム構築という側面においては、将来のIT動向を見据えながら、日本生命という会社がどこに向かっていくのか、10年先、20年先を見通すコンサルティング的側面も求められる重要な仕事です。
この仕事のリアル

安定稼働とコスト削減の両立
私は大学時代、理系学部でしたが、システム開発に関わるようになったのは日本生命に入社してからです。最初は専門用語がまったく理解できず苦労しましたが、検証と分析を重ねながらよりよいものを構築していくシステムの仕事に、やりがいを感じています。
記憶に残っているのは、入社8年目に担当した、新契約の引受査定や保険金・給付金の支払査定を行うアンダーライティングシステムのリニューアル対応に向けた企画です。
現行システムよりも迅速に、お客様へ保険契約の引受や保険金等の支払いが可能なシステムへバージョンアップしつつ、同時にシステム構築コストの大幅な削減を実現するという難易度の高いものでした。また、限られたコストでもシステム障害や個人情報漏えいは絶対に許されません。安定的に稼働するシステムを作るにはどうすればいいのか、試行錯誤する日々が続きました。

納得いくまで検証を続ける
特にコスト削減については、製品メーカーやシステム会社の担当者と議論を重ね、優先すべき要件の順位づけを緻密に行いました。利用頻度の少ない細かいシステムが組まれていたところを、なるべく人が実施する形態に変えるなど、運用を工夫することによってシステム構築数を減らし、十数億にも上るコスト圧縮を実現できました。
最終的には、十数億にも上るコスト圧縮を実現できました。これまで経験してきたシステム開発・運用の知識を総動員して検討を続けたことで、目標を実現できた、忘れられないミッションです。
日本生命の入社理由
「広く深く社会に貢献でき、長期にわたってさらに社会をより良く発展させるチカラがある会社で働きたい」という思いから、日本生命に決めました。総合職を選んだのは、すべての人の安定・安心のために世の中を大きく変えていく戦略企画に携わりたかったからです。入社後は、実際に数十億規模の投資を行う大規模なIT企画・開発に携わる機会も多く、総合職のダイナミックな仕事内容に、日々忙しくも、やりがいを感じながら働いています。

キャリアの流れ
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2008年
ニッセイ情報テクノロジー株式会社(出向)(大阪府)
※以下NITと表記基幹系システムインフラ開発・営業職員向けデバイス開発
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2011年
NIT(東京都)
基幹系システムインフラ開発・プロジェクトマネジャー
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2015年
システム企画部
(現:IT統括部)(東京都)システム更改の長期ロードマップ企画・システム開発管理・予算管理
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2019年
デジタル推進室(東京都)
新規ビジネス・ITデジタル活用企画
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2020年
IT統括部(東京)(東京都)
システム企画・開発管理・予算管理・メーカー折衝
OFFの過ごし方

ON/OFFの切替えを大切にしているので、休日は仕事のことはさっぱり忘れて、家族や仲間と、キャンプや釣り、ゴルフ、スノーボードなどを楽しんでいます。太陽のもとで体を動かして、みんなと談笑し、自然を満喫して、美味しいもの食べて、心と体をリフレッシュしています。
1日の流れ
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9:00
始業(出社/在宅勤務)
メール確認
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10:00
ミーティング
チームメンバーと雑談しながら進捗を確認
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12:00
ランチ
チームメンバーと丸の内周辺のお店へランチ
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13:00
ミーティング
IT関連メーカーやコンサルティングファームと新規ビジネス実現・発展に向けたIT企画検討
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15:00
ミーティング
NITとシステム開発プロジェクトの進捗・課題検討ミーティング
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16:00
デスクワーク
メール確認・資料作成や確認、企画アイディアディスカッション
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19:00
終業
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20:00
自己研鑽
ニッセイアフタースクールオンラインでビジネススキル研鑽(動画視聴)
所属・役職や業績・カリキュラム等は全て取材当時のものです。