仕事の基礎理解
総合企画部は、日本生命グループ全体にわたる経営の舵取りをしています。経営戦略や資本戦略の策定、ガバナンス企画、その他経営重要課題への対応がミッションです。私が所属しているチームは、数十年先の社会課題を見据え「安心・安全で持続可能な社会」を実現するためのサステナビリティ経営を担当しています。この仕事は、あらゆる環境変化やお客様・社会のニーズはもちろん、2030年をゴールとするSDGs、2050年に温室効果ガスの排出量ネットゼロなどの世界共通の目標や意味合いも理解する必要があります。そのうえで、未来にあるべき日本生命を描き、実現するための具体的な行動を計画し、日本生命グループ全体の活動に反映していく仕事です。
この仕事のリアル

テーマは大きくて多様
生命保険はお客様の生活や人生を支えるものですから、これまでも日本生命は30年後、50年後の社会やお客様の生活を見据え、保険商品を提供し、お預かりした保険料を安定的に運用してきました。この活動自体が持続可能な社会の実現につながるものであり、現在、日本生命はこのサステナビリティ経営を事業運営の根幹に据えています。最近の取組みでは、環境に配慮した営業拠点の設置などによる「CO2削減」、環境・社会・ガバナンスに配慮した資産運用である「ESG投融資」を推進しています。また「人権問題」では日本生命グループの中だけではなく取引先に対しても人権への配慮を呼びかけていますし、建物を建てる際には「生物多様性や水源への影響」を配慮する必要があるなど、扱うテーマは大きくて多様です。自分一人で得られる情報には限りがあるため、調査部や海外事業所、コンサルティング会社とも連携して国内外の膨大な情報を得ています。それらを整理して理解するだけではなく、自分の視点もって議論を重ねながら方針や計画を考える仕事です。

俯瞰的に物事をみる視点
会社としての大きな方針に関わる事案は、サステナビリティ経営の取組方針などを議論する「サステナビリティ委員会」で経営層と協議して検討を進めます。経営層の意見からは学ぶことが多く、特に俯瞰的にものごとを捉える力が養われているように思います。また、忙しい経営層に対して的確に現状や論点を伝えなければならないため、たとえ複雑な内容でも相手にとって理解しやすい資料をつくるスキルも同時に鍛えられていると感じます。サステナビリティはゴールが遠い未来に感じることもあり、具体的な計画を企画するのが難しいと感じることもありますが、こうした日々の経験を生かして、日本生命で一番サステナビリティに詳しい職員となり、経営層も上司も納得する企画を立案して、持続可能な社会および会社の経営に貢献したいと考えています。
日本生命の入社理由
私は子どものころから生命保険の仕事に魅力を感じていました。ケガをした両親の入院を支え、家族を安心させてくれたのは生命保険でしたし、親戚の人だと勘違いしたほど家族に親身になってくれていた女性は生命保険の担当者でした。また就職活動を通して、生命保険は発症後の備えだけではなく、どれだけ健康でいられるかのサポートがあることを知り、多くの人に一日でも長く健康でいてもらいたいという気持ちが芽生え、この仕事なら「自分の想いをもってやりきることができる」と思い日本生命に入社しました。

キャリアの流れ
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2014年
渋谷支社(東京都)
ライフプラザ・営業部にて営業職員方と活動
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2015年
支払サービス部
保険金グループ(大阪府)死亡保険金請求に関する事務手続きの企画を担当
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2019年
商品開発部(東京都)
シニア向けサービス、新商品の発売に合わせ、疾病の早期発見・重症化予防等をサポートするサービスなどの開発・運営を担当
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2022年
総合企画部(東京都)
サステナビリティ経営の企画を担当
OFFの過ごし方

心身ともに健康でいることを大切にしたいので、友人と美味しいご飯を食べに行ったり、散歩や整体・ヨガで体を動かしたりして過ごしています。大学時代の友人と休暇を合わせて、カフェや映画鑑賞でゆっくり過ごしリフレッシュすることも楽しみの一つです。
1日の流れ
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9:00
始業
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10:00
定例ミーティング
班横断で会社全体の動きなどを共有
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11:00
ミーティング
コンサルティング会社と、気候変動問題など今後の対応方針について議論
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12:00
昼休み
他部署の同期と丸の内ランチへ
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14:00
取材対応
SDGsサイト運営会社からの取材対応
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17:00
国際対応ミーティング
海外事務所も含めたサステナビリティに関する最新動向などの共有
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19:00
終業
所属・役職や業績・カリキュラム等は全て取材当時のものです。