入社の経緯
前職は法律事務所で弁護士秘書として働いていました。秘書というサポート的な業務をする中で、徐々に商品やサービスの企画・開発等に挑戦できるような仕事がしたいと思うようになり、転職を決意しました。法律の知識を活かせる仕事を探している時に、「約款」を扱う保険会社に興味を持ちました。当事者間で交渉しながら作成する契約とは異なり、会社側があらかじめ作成し、お客様が同意するかを選択する約款は商品のような性質を持つと感じたのです。そこで法律の知識が商品開発に活かせるのではないかと思い、生命保険会社のリーディングカンパニーである日本生命に入社しました。将来的には約款や商品開発に関わる仕事はもちろんですが、総合職として幅広い業務にどんどん挑戦してみたいと思っています。
仕事の基礎理解
生命保険とお客様の健康状態は密接に関係しており、常に最新の医療動向を商品・サービスに反映する必要があります。その領域を担当している部署が医事研究開発室です。アクチュアリーや医務職員(医師)など多様なメンバーが在籍しています。ここで私は引受査定基準の制定・見直しを行っています。保険申込みがあった時、お客様の健康状態等を参考に保険事故の発生率を算出し、保険を引受けるかどうかの判断をしますが、その判断基準をつくる仕事です。契約者間の公平性を保ちつつ、多くのお客様が保険にご加入いただけるよう、基準の制定・見直しに日々取組んでいます。自らの業務が直接お客様の加入につながるため、強い責任を感じる一方、現場から喜びの声が届いた時には、嬉しさと達成感を得られる魅力的な仕事です。
この仕事のリアル

入社1カ月での挑戦
現在の所属に配属された当初は専門用語が飛び交うミーティングについていけず、言語の異なる国に来たような衝撃を受けました。そのような状況でしたが、新たな引受査定基準の制定を担当することになりました。やりたかった保険商品に関わる仕事ができて嬉しかったのですが、入社1カ月の私にとっては困難の連続でした。

自ら学び成長し続ける
専用ツールを使ったデータ分析など、引受査定基準の制定は初めての仕事ばかりでしたが、当時の私にとって最も困難だったのは、所属内のみならず、関係課や経営層に対して、この新しい基準を、医学や統計に関する情報を含め、わかりやすく説明をすることでした。理解していたつもりでも、質問に答えられないことが多く、そのたびに先輩からアドバイスをいただいたり、過去の資料を調べたり、アクチュアリーや医務職員(医師)による勉強会に参加したり、関連書籍を読むなど「できることはすべてやろう」と必死でした。なんとか無事に新しい基準を制定することができましたが、いま思えば、入社1カ月のタイミングで挑戦したこの経験が、自ら学び成長していく必要性に気づく契機となりました。もしこの経験がなければ「先輩に教えてもらいながら自分のペースで頑張ろう」と考えていたかもしれません。学ぶべきことがたくさんあり、自分の成長を意識しながら毎日の仕事をしています。日本生命は私のように意欲があれば誰もが挑戦できる会社ですので、興味がある人はぜひ飛び込んでほしいです。
1日の流れ
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9:00
始業
メールチェック・タスク整理
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10:00
データ分析
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11:30
昼休み
室内のメンバーとランチ
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12:30
勉強会
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13:00
チーム内打合せ
データ分析結果等を踏まえた引受査定基準制定・見直し
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14:00
関係課(契約査定グループ)とミーティング
引受査定基準の改定案を検討
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15:00
医務職員(医師)とミーティング
生命保険分野に関わりのある医学情報についての研究発表準備
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16:00
資料作成
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18:00
終業
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19:00
ホットヨガ(週2回程度)
キャリアの流れ
前職:法律事務所
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2020年
弁護士秘書、法務、経理
日本生命
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2022年
医事研究開発室(大阪府)
引受査定基準の制定・見直し
OFFの過ごし方

有給休暇を利用して土日とあわせて3連休にして、のんびり旅行をしています。職場でも「しっかり有給を取ろう」と言われているので、あらかじめ友人と予定を立てて休暇を楽しんでいます。最近は寺社巡りをしながら御朱印を集めています。予定がない日は、ヨガや整体に通って体を動かすようにしたり、業務に関係する資格勉強をしたり、充実した毎日を過ごしています。
所属・役職や業績・カリキュラム等は全て取材当時のものです。