入社の経緯
新卒で法律事務所に入り、海外の金融系企業を担当していました。昼夜を問わず業務をするようなワークスタイルで約5年が過ぎたころ、自分らしいワークライフバランスを実現したい、人の役に立っていると実感できる仕事がしたい、という思いが強くなり転職を決意しました。日本生命に転職して良かったと思うことはたくさんあります。専門性の高い経験・スキルを持つ同僚からは学ぶことが多いですし、仲間を育て支えることを当然とする、上司や同僚たちと一緒に仕事ができる喜びも感じます。人生を楽しむコツを教えてくれる先輩がおり、ワークライフバランスの充実も実現できましたし、保険業界の制度づくりなど、多くのお客様に影響する仕事にも携わることができました。
仕事の基礎理解
海外事業管理部は、日本生命グループの海外事業におけるリスク管理を担っています。海外グループ会社で起こる現地の法律問題は難しく複雑なものが多いため、私たち法律の専門家が現地の弁護士と協力してアドバイスなどを行います。またそうした各国のリスクを客観的に評価して、日本生命グループのガバナンス高度化に取組んでいます。私はその中でも特に法務・コンプライアンス領域を担当しています。現地での会社運営における、法令遵守体制の整備、個別の法務問題の解決に寄与することが私の使命です。
この仕事のリアル

海外での法律問題リスクを減らす
海外事業管理部は、その現地特有の法律や文化によって発生した諸問題に触れることが多いので、その対応には細心の注意が必要です。私たちは日本にいて各国の海外事業をサポートしていることもあり、現地にいる弁護士と連携しながら問題解決をしています。またそうした問題が起こらないように、事前に対策することも重要です。たとえば日本では問題にならない行動でも、特定の国や地域では法律違反になることもあります。それを知らない日本生命の職員が誤って法律違反をしてしまうリスクを減らすために、その国の法律や背景にある考え方を伝えることも、私の重要な仕事です。

日本生命にいるから
日本生命に転職してからこれまで実に多様な仕事をしました。リーテイル部門での法務、人生で最も勉強をした米国ロースクール留学(世界中に友人ができました)、保険業界の法令・制度改正に係る業務、海外事業をサポートする現在の仕事。中でも印象に残っているのは日本の保険販売の新しい資格制度をつくった、法令・制度改正に係る調査部での仕事です。私たちは保険業界の代表として、その新たな制度の方向性を見出すために、社内外の業界関係者、法案をまとめる金融庁と粘り強く議論を重ねました。様々な思惑や意見が交わされる中で、私たちはお客様にとってできるだけ不安のない制度にしようという思いで意見をまとめました。最後は私たちの意向が反映された新たな制度設計ができたことが嬉しかったですし、業界全体のルールに携われた自分の仕事を誇らしく思えました。私の目標「保険業界の中心で仕事をしてきた日本生命の先輩たちの功績を引継ぎ、後輩にリレーをつなげていきたい」を持つようになったきっかけでもあります。もし私が法律事務所の一弁護士として働き続けていたら、立法や制度に携わるまでには何十年とかかったと思います。それが「日本生命にいるから」このような機会を得られ、自分の想いをカタチにすることができ、この仕事にやりがいと責任を感じています。
1日の流れ
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9:30
始業
世界中の同僚達からのメール・チャットのチェック
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10:00
チーム内ミーティング
一週間の業務予定・進捗状況の共有
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12:00
昼休み
他部の同期と八重洲ランチへ
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13:00
海外関連部署ミーティング
各海外グループ会社の状況等を共有
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15:30
打合せ
海外グループ会社からの法務相談
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17:00
業務の合間にひと休み
他部の同期とカフェテリアにコーヒーとお菓子を買いに行く
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18:30
終業
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20:00
週一回の英会話レッスンに参加(オンライン)
キャリアの流れ
前職:法律事務所(弁護士)
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2008年
プロジェクトファイナンス、M&Aファイナンス分野の法務(リサーチ、契約書作成など)
日本生命
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2012年
サービス企画部契約法務グループ(東京都)
個人保険領域の訴訟対応、法務相談、社内法務教育
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2016年
人材開発部(東京都)
新卒採用
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2017年
人材開発部(ミシガン)
ロースクール派遣
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2018年
調査部(東京都)
法令・制度改正に係る渉外業務
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2022年
海外事業管理部(東京都)
海外グループ会社のリスク管理(法務・コンプライアンス)
OFFの過ごし方

時間さえあればおいしいものを食べるためにどこへでも出かけていきます(最長で4時間待ったこともあります)。また、友人と交互にお店を選んで新しいお店の開拓に励んだりもしています。先日は焼肉屋さんに行ったところ、隣席の老夫婦から珍しいホルモンを差し入れていただきました。とてもおいしかったです。
所属・役職や業績・カリキュラム等は全て取材当時のものです。