今回は、若手のうちに商品開発部を経験し、現在は商品開発部を含むそれぞれ異なる領域で活躍しているアクチュアリーの4名に集まってもらいました。商品開発で培った数理的な専門性を軸に、資産運用・リスク管理・団体年金など、多様なフィールドでどのように価値を発揮しているのか。アクチュアリーという仕事の魅力と、その先に広がるキャリアの可能性について語ってもらいました。
-
リスク管理統括部
大野 紀子
2006年入社
アクチュアリーコース
商学研究科 金融工学専攻![]()
-
![]()
財務企画部
小松 啓伸
2009年入社
アクチュアリーコース
理工学研究科 数学専攻 -
団体年金部
中平 優佑
2018年入社
アクチュアリーコース
工学系研究科 電気系工学専攻![]()
-
![]()
商品開発部
三神 惇志
2022年入社
アクチュアリーコース
理学研究科 化学専攻

Q
アクチュアリーを志したきっかけと、
日本生命を選んだ理由を教えてください。
-
![]()
大野
大学時代は数学科に所属しており、3年生の時に金融工学・数理ファイナンスの分野で面白い教授と出会い、アクチュアリーのことも知りました。数理的な手法が企業の中でいかせる、しかも生命保険会社の場合は商品や企業評価など、非常に重要な部分で利用される点が面白いなと思い、アクチュアリーを目指すようになりました。日本生命は契約規模や事業領域が非常に大きく、自分の関わる数理業務が商品や経営に与える影響も大きい点に魅力を感じ、入社を決めました。
-
![]()
小松
数理的素養を活用できる職種を検討している中、多くの先輩方がアクチュアリーとして働いており、職員訪問やインターンを通じて非常に面白そうと思えたからです。その中でも日本生命は、社内での勉強会も充実しており、正会員取得が非常に速かったことが印象的でした。私もその中に混じって切磋琢磨しながら正会員を目指すことで自身の成長に繋げたいと感じたため入社しました。
-
![]()
中平
当時やりたい仕事が探せない中で、金融の数理専門職があることを知り、一気に興味を持ちました。また資格試験の難易度が高く、取得に平均8年程度かかる点も当時の自分にはむしろ魅力的に映りました。アクチュアリーに絞って就活をしていましたが、各社のインターンシップに参加する中でも、日本生命は特に聡明でユニークな人が多く、とても心地よく感じました。長く働きたいと思う中、最後の決め手はやはり人だと思い入社を決めましたが、入社後もギャップはありませんでした。また、試験や業務を通じて、周囲から刺激を受けながら自己成長できる環境がある点も魅力だと感じます。
-
![]()
三神
大学の授業で保険数学の授業があり、そこでアクチュアリーという存在を知りました。元から金融業界には興味があり、また数理系の素養をいかした仕事をしたいと思っていたこともあって、大学の専攻は化学でしたが、そこからアクチュアリーに興味を持ちました。日本生命を選んだ一番の理由は、人のよさでした。インターンシップなどで関わるアクチュアリーの先輩方が丁寧に接してくださり、かつ話も面白く、自分の性格とフィーリングが合う人が多い会社だなと思い、日本生命に入社を決めました。
Q
アクチュアリーとして成長するうえで、
どのようなサポートや環境がありますか?
-
![]()
中平
アクチュアリーの二次試験勉強にあたって、実務のイメージが全く湧かない状態でしたが、先輩方が親身になって勉強法や実務を踏まえたイメージを丁寧に教えてくれました。直前期には、先輩方に所見を添削していただくとともに、勉強に時間が割けるよう業務量の融通も効かせていただき、万全の状態で臨むことができました。こうしたサポート体制は、アクチュアリーの人数が多い日本生命ならではの強みだと感じます。また、社内での勉強会も開催されており、そこで一緒に参加するメンバーから刺激を受けたことが早期合格に繋がったと思います。試験の早期合格をきっかけに先輩に誘われて麻雀にハマり、よく仕事終わりにアクチュアリー同士で麻雀を楽しむなど、仲の良さも自慢です!
-
![]()
三神
業務面では、アクチュアリーが初期配属される各部署で新人を受け入れる体制が整っているので、アクチュアリーとしての基礎知識や考え方を丁寧に教えてもらえました。また、アクチュアリーとしてだけではなく、社会人としての教育も行ってもらえたため、人としても成長できました。試験面では、科目ごとに、正会員がとりまとめる勉強会を行っています。特に二次試験ではアクチュアリーとしての所見を書く必要がありますが、その添削を正会員から行ってもらえるため、自分だけでは気づけない視点も多く学ぶことができました。試験前には休暇が取れるよう業務を調整してもらえることも併せて、手厚いサポートがあると思います。
Q
商品開発部ではどのような業務を
担当されましたか。
印象に残っているプロジェクトなど
教えてください。
-
![]()
大野
日本生命では、株式オプションを組み込んだ資産運用系の商品・学資保険や、一時払商品で階段状に保障額が上がっていく設計作りを担当しました。子会社のはなさく生命では、医療保険の改定や定期保険を担当しました。若手の頃は全体像や帰着点が見えづらいこともありますが、保険料設定や収益性検証だけではなく、どのような経路でどのように販売するのか、どのような性別・年齢層にどのように売れるのかといった幅広い領域に積極的に関わっていくことによって面白みが増すと感じています。
-
![]()
小松
2017年・2018年に2年連続で行った保険料率の改定が印象に残っています。マイナス金利下での資産形成商品の魅力向上や死亡率改善に伴う保険料の引き下げに取り組みました。商品開発部は多くの関係者が存在しており、例えば、予定利率設定にあたっては資産運用部門、保険料の水準についてはリスク管理部門や販売部門等、他部門との調整が難航することもありましたが、自分の行った業務が新聞・テレビ等、多くのメディアで取り上げられたり、保険金・給付金の支払いを通じてお客様から感謝の声をいただくことがやりがいでした。
-
![]()
中平
2025年1月発売の「ちょこつみ」の開発が特に印象に残っています。保険期間の短い資産形成商品はこれまでも検討されてきたテーマでしたが、なかなか商品化には至っていませんでした。しかし若年層の新規顧客獲得という課題も背景にあり、各部署と協力して販売に踏み切ることができました。
当時、検討・分析にあたって、1年目の後輩も大いに活躍してくれました。社内決定を進めるための理屈を、年次に関係なく担当者で議論し続けたことは大変ながらも楽しく、無事開発へと繋がり大きなやりがいを感じました。 -
![]()
三神
現在まさに新商品案件に携わっており、自分のような若手のうちから、保険料や解約払戻金などお客様が直接関わる数値の設計に携わるので、大きなやりがいと責任を感じます。魅力的な商品になるように考えた自分のアイデアが採用されると、とても嬉しいです。
また、新商品は商品開発部だけではとても開発できず、システム部門や運用部門、販売部門などと密なコミュニケーションが必要だというのも強く感じています。保険数理の専門的な内容を他部署の人にわかりやすく伝えるとともに、他部署の専門的な内容も理解する必要があり、アクチュアリーの基礎体力が鍛えられていると感じています。
Q
現在の所属での業務内容と、
商品開発部での経験が
どのようにいきているか教えてください。
-
![]()
大野
リスク管理では、新商品や商品改定によってどのようなリスクが生じるかを分析し、それをどこまで取るのか、どこで抑えるのかを議論します。単にリスクを減らしたり抑制するだけではなく、適切に評価することで「どこまで挑戦できるか」を示す役割もあります。商品開発部での経験は、商品や販売の現場の考え方を理解し、現実的な判断を行ううえで役立っていると感じています。
-
![]()
小松
財務企画部では決算を主に対応していますが、決算数値の分析において、各商品の知識は負債側の数値の変動を把握する点でも有用です。また、商品の肝となる予定利率設定にも財務企画部は携わっています。商品開発を経験したアクチュアリーは資産運用部門においても非常に希少であり、重要な役割を負っていると言えます。
-
![]()
中平
商品開発部では案件を進める上で多くの部署との調整が生じます。他部署の要望を踏まえつつ、アクチュアリーとして数値に根拠を持たせながら説得しなければならない機会が多くあります。現在の部署でも各企業様から報告数値について説明を求められることも多くありますが、先方がどういうことを望み、何を課題に思っているのかを慮り、寄り添いながら端的に意思疎通ができているのは、商品開発部時代の経験がいきているからだと思います。
Q
日本生命のアクチュアリーを目指す方へ
-
![]()
大野
日本生命の強みは、長年築いてきた国内での大きなシェアと販売網、そして資本力だと思います。お客様からお預かりした保険料を適正に管理し配当等で還元していくことを大切にしてきた会社ですが、近年は配当還元強化のために海外展開に加え、働き方や組織のあり方も少しずつ変わろうとしているところです。そうした変化を楽しめる方と一緒に働けたら嬉しいです。
-
![]()
小松
アクチュアリーが担う業務は、主計・商品・団体年金だけではなく私が所属している財務企画部、金融庁対応を行う調査部や会社経営を担う総合企画部、更には海外部門など非常に幅広く存在しています。さまざまな部署を経験することで幅広い知識を習得することもできますし、長く所属に在籍することで専門性を高めることもできるなど、自分の性格に合った働き方が出来る職種だと思います。
-
![]()
中平
日本生命にはアクチュアリーがさまざまな部署に配置されているため業務内容は多岐にわたりますが、どのような業務であっても、自分の作る数値が正しいかどうか責任感を持ってあらゆる視点で確認・分析をしたい、またそれを楽しめる方はアクチュアリーに向いていると思います。また、試験面・業務面ともに周囲と刺激し合いながら成長していける環境があると感じています。
-
![]()
三神
アクチュアリーの仕事は計算だけではなく、商品の設計や、将来を見据えた結果の予想・分析、さらには他部署や上司への説明など、実にさまざまです。そうした仕事に向き合う中で大切になるのが、「本来どうあるべきか」を自分なりに考え、想いとして持ち続けることだと感じています。アクチュアリーとして実現したい理想を胸に、想いを持って皆さんと一緒に仕事ができる日を楽しみにしています。











