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ちょこいくとは「一時保育を使いたいと思っている子育て層」と「少子化で空きを抱えている保育所」をマッチングするサービスです。“子育ての大変さ”を解決しようと始めたサービスなので、とにかく「子育て世代に寄り添う」を第一に、「どんな一時保育体験をしたいか?」をお聞きし、それぞれのご要望にフィットした一時保育先をご提案しています。
本サービスのご利用者様には、「子どもを預けることはうしろめたいことではなく、育児をより楽しくする」ということを感じていただきたいと思っています。発案のきっかけは、2人とも、内閣府への出向経験が大きく影響しています。当時、男性の家事育児参画促進の観点から、国内で液体ミルクの販売を解禁したことで、「あたりまえだった消費者の価値観を変える」ことができると感じた経験がありました。私たちがこの国の一番の課題だと捉えている少子化対策にもつなげていくために、世の中の「育児は大変」という価値観を、サービスや事業という手段で少しでも変えたいと思うようになりました。「キャリアはどうなるの?」「自分時間は取れなくなるの?」といった不安を持つ女性も多いと考えています。社会で支えあう仕組みがまだまだ少ないからこそ、“一時保育”を子育て世代が頼れる味方にしたいと思いました。
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ゼロからイチを生み出す苦労です。一時保育が当たり前に使える環境というのはまだ世の中に無く、それは「一時保育マッチング事業」の市場が無い(=ゼロ)ということです。そこで、「このサービスはニーズがあるはずだ」という仮説を立てて、サービスを作って一般市場に出してみる。お客様が潜在的に持つニーズを捉えれば、一時保育の利用が当たり前になります(=イチ)。
ゼロをイチにしていくために、子育て世代にこのサービスを知ってもらおうとあらゆることに取組みました。「子育て世代が一番集まる場所でサービスを広めよう!」と考えて、平日日中の都内の公園に行って子連れの方に声をかけたり、地域の子育て広場でひたすら雑談をしてみたり、数えきれないくらい多くの方々と直接お話しました。
こうした過程で、お客様のニーズを知れたことで、手応えを感じることが出来ました。それでも、「今はまだゼロだけど、将来のイチを信じて欲しい」と周囲に納得してもらうことは難しく、もう諦めようと思ったこともありますが、信頼できる上司・チームの存在に助けられました。この先も不安は尽きないものの、こうした過程があったので、「なんとかなる」と思っています。保育や育児の事業は利益が出にくい領域です。だからこそ、事業として成立させていくまでの期間、事業収支への我慢が必要になることも想定されます。その点については、日本生命という大企業だからこそ耐え得る体力があるというのは大きなメリットです。そして日本生命は創業からずっと、その時代に応じた社会・国民の課題に向き合ってきた企業であり、生命保険と育児にはビジネスの親和性もあります。何がベストか自分たちなりに一生懸命考えましたが、「少子化」「子育て」の課題が噴出する今の状況で、冷静に考えて、日本生命でやることが近道だと思いました。
もう1つは感情的な理由です。「今のチームのメンバーや上司と一緒にやりたい」と思いました。日本生命には常に、私の近くに3つぐらい上の「絶対勝てない先輩」がいます。上司のオーダーは要求レベルが高くてしんどい時もあるのですが、苦しい時に心に刺さる一言を投げかけてくれて目が覚めます。(思わずメモる高尚な一言もあれば、笑えるような一言の時もありますが・・・笑)自分たちが成長できる良い環境なのだろうと思います。 -
2024年4月から東京23区を中心に本格事業化をしています。※より多くのお客様に満足いただけるよう、一時保育のみならず、お客様のニーズに寄り添った新たなサービス開発にも取り組んでいきたいです。
「NISSAYペンギンプロジェクト」など、日本生命では「子育て社会全体で支えていく」という考え方が浸透してきています。一時保育の事業はスタートであり、引き続き子育てビジネスの拡大を通じて、10年後には「日本生命が日本の子育てを支えている」状態になってほしいなと思います。そして20年後、30年後に少子化が反転した際、「こういう企業の努力があった」と社会から捉えられるといいなと思います。
また、「今」本当に求められている顧客ニーズや直面する社会課題に正面から向き合って、なんとか解決したいと取り組むこの過程を通じて、少しでも後輩達が日本生命で働くことのやりがいを感じてくれたら、幸せだなと思います。※MBオペレーションズ株式会社にて日本生命のサポートを受けながら運営

青木 彩
自分の人生を振り返ってみても、就職活動中ほどさまざまな企業の方と話せた機会はありません。だからこそ、臆せず色んな企業のことを知り、「自分に合う」とは何なのか、とことん悩み尽くしてみてください!
田中 紗代
就職活動を行う中で、「やりたいこと」が明確でない学生も多いのではないかと思います。やりがいのある仕事を通じて、生きたい人生を実現していくために、就職活動では自分自身に“制約”をつけることなくチャレンジしてみてください。