N-Phone
開発プロジェクト

開発リーダー

商品開発部
営業開発グループ

丸尾 勇太

総合職

2012年入社
経済学部卒

社内にノウハウが一切ない
未知の開発を担当

このプロジェクトの難しさ

井上さんが発案したN-phoneを実際に作り上げることが開発リーダーとしての私の役割でした。もともと井上さんとは長い付合いがありましたから、私たちの意思疎通はいつもどおりスムーズでした。それでもこのプロジェクトは簡単ではなかったというのが正直なところです。
開発リーダーとして、このプロジェクトを進めるにあたり困難だったことは大きく3つありました。

(1)社内にノウハウが一切ない未知の開発だった。
(2)開発期間が1年に満たない超短期間だった。
(3)営業現場から新型コロナに対応できるよう多くの要望が寄せられ、その対応に追われた。

(1)については、井上さんからもあったように、社外のノウハウや技術を結集して開発する必要があったので、各社の方々を巻き込みながら進めましたが、関係者が増えればそれだけマネジメントも難しくなりますから、各社との交渉や調整は簡単ではありませんでした。ただいつも周りには営業開発グループのメンバーがいましたから、孤独に悩むことはなく、みんなで課題を共有したりアイデアを出しながら、その都度一つひとつ乗り越えていきました。
(2)の短い開発期間については、これも井上さんの話にあったアジャイル開発を一部で採用しました。仕様書より先にアプリを作成し、開発の機動性を上げました。結果的に(3)の新型コロナに対応した新機能も、タイムリーに現場へ投入することができたので、大変ではあったものの何とか形にすることができました。ちなみにこの開発スタイルは今後のN-phoneアプリ開発にも使える良い参考になったと思います。

チームの中心となる
開発リーダーとして大事なこと

古いと言われるかも知れませんが私は「情熱」が大事だと思っています。このプロジェクトチームは、営業開発グループの仲間だけではなく、多くの社内関係者と社外企業群で構成されていました。社外企業の方々との関わりはビジネスだといえばそれまでですが、私はそれだけの関係では良いものは作れないように感じています。たくさんの課題を乗り越えながらゴールに辿り着くためには、自分たちが成し遂げたい理想をチーム全員が共感することが大事だと思うんです。ですからリーダーにはそんな理想や想いを伝える「情熱(パッション)」が不可欠だと感じています。

プロジェクトを終えて一言

まずはほっとしました。自分の所にN-phoneの端末が届いて電源を入れた瞬間は、なんというか、普通ですけど達成感と充実感に満たされた気分でした。

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